-はじめに-
お店、農家、植物を購入できる場所では、成長しているのかしていないのかわからない個体が隅っこに転がっているときってありますよね。どこに行っても隅っこ個体は一定数いるように感じます。決して批判とかではなく、ある程度仕方ないことかなって受け止めているんですが、ただやっぱり気になっていたんですね。。。
今までは、そうゆう隅っこ個体をどんなに気に入っても育ててゆける自信がないから自然と健康体の個体を選んできました。
この実験カテゴリーでは、隅っこ個体の復活や成長実験などを紹介していきます!
鶴巣丸を復活させたい!


シワシワの鶴巣丸!!トゲがむちゃくちゃかっこいい個体です!頑張って復活させたいものです!
成長点付近には新しいトゲがいるので、死んではいないはず!


掘り起こしてみました!
若干嫌な匂いがします…。細かい根っこもポロポロ取れるのでここは思い切って切断し再発根を試みます!!

綺麗な断面まで切断。
!切断に使用する刃物は絶対に消毒が必要です!
根っこ部分なかなか繊細なので菌が入り込まないよう、刃物はアルコールで拭くかライターで炙ると良いです!
写真撮り忘れましたが…やっぱり匂いのとおり、茶色く変色&ブニャブニャだったので切断してよかったなと思います!
半日くらい直射日光が当たらない場所で断面乾かしました。

便利なベニカX!!こうゆう時すごく便利です!ベンレートも持っていますが、少量作ることが難しいというか面倒なので、製品自体がスプレータイプなのはすごくありがたいです!重宝してます!
余談ですが、ベンレートとも系統が違うので、ベニカX→ベンレートをローテーションで使えるのもいいかなと思います!


発根促進剤を筆でまぶしたら終了です!(ルートン)
たぶん植え込まないと根っこが出てきてくれない予感がするので、今回はしっかり断面を乾かした後植え込もうと思います!
はい!10日ほど経ちました!
どうなったかというと….


変化なし!です!
そりゃそうか….とも思いながら植え込んじゃいます!水分を与えたほうが発根する気がします!
ただ根が出てない状態で水分過多になるのも恐ろしいのであまり水を溜め込まない仕様にしたい….。
!軽石を多くすればいいかも!ていう安直さでこうなりました!

下手くそな図です!
鉢の断面をイメージした図です。根っこの下(切断部分)のみ土につけて、後は軽石で囲むっていう方法です!
なぜこうしたかは不明ですが、軽石なら余分な水分を溜めなさそうだなって思ったのと、根っこは土につかないと発根が鈍いんじゃないかって思ったんですね….。
とりあえずこれでいってみます!
-管理方法-
・置き場所:50%程度遮光している場所。
・水やり:天気にもよるが、2週間に一回程度軽石部分が濡れるくらい。

やってみて気づいたんですが鉢をもっと小さく(鉢の高さ)してもよかったなと思います!③の軽石が思った以上に水を吸い込まず、水を流してしまうので、結果①いつもの土に水が流れ込んでしまいました。。
今回は約4号サイズの鉢を使用しましたが、浅鉢か一回り小さい鉢の方がより軽石を使う意味がでたとおもいます!
発根!!


やっと根っこ出ました!約2ヶ月で根っこが出たようです。ただ依然として皺々の状態なので様子を見ながら水やりの回数を、増やしていこうと思います!
-今後の管理方法-
・置き場所:徐々に太陽光に慣らす。
・水やり:徐々に水やりの回数は増やすが、基本的に土の表面が濡れる程度。




最後に、約2ヶ月前と現在の比較写真をあげておきます。
今のところあまり違いはないので、これからが勝負かなと考えています!
あれから約1年後。。



鶴巣丸の植え替えをしたので、現在の鶴巣丸と発根当初の比較をしてみようと思います!


発根当初の写真。


約9ヶ月後。
しっかりした根っこが生えていました!


発根当初の写真。


現在の写真。
冬の間水をきっていたので、本調子ではないですが
去年より綾部分が立っている気がします!



病気?にかかったこともあり、冬の間ベランダに放置された鶴巣丸。
過酷ではありましたが根っこは元気に生えてきているので安心しました!
※ベランダといっても雨風雪や霜のあたらない軒下。
まだまだ本来の姿とは違うような気がしているんですね。。
病気もまだ完治していないようなので気長に付き合っていこうと思います!
読んで頂きありがとうございました!
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