サボテンの花が咲きました!花の鑑賞はもちろんのこと、子どもを増やすチャンスです!と、いうことで今回はサボテンの受粉に挑戦したいと思います!
花の構造と受粉について。

まずは軽く花の構造と受粉についてです!
詳しくは図鑑を見た方が確実なので、ここでは受粉に必要な最低限のことだけ書きます!
1.自家受粉とは、同一個体で完結すること。花粉を同一個体の雌しべに受粉することで、親と同じ遺伝子をもった仔をつくることができる。ただし両性花(雌しべ・雄しべが同居してる)の場合でも、100%自家受粉ができるわけではない。
同じ遺伝子だけにならないよう植物の自己防衛機能によって、同一個体の花粉が雌しべについても受粉しない場合や、雄しべが花粉を出す時期と雌しべが成熟する時期がずれていたりと植物によって様々な仕組みがある。
自家受粉が可能な両性花の例。


花の中心にあるのが雌しべ、その周りにあるフワフワ(花粉)したものが雄しべです。
自家受粉の場合、雄しべが持っている花粉を雌しべ(中央のやつ)に、べっしっとつければ受粉します!
2.他家受粉とは、他の個体同士で受粉すること。




ユーフォルビア・ホリダやオベサのように雄しべのみ、雌しべのみの花が咲く種類も存在します。
このような場合は、雌株(雌花がつく株)・雄株(雄花がつく株)の二株必要になります!
この場合も、雄しべの花粉を雌しべにバシッとつければ完了です!
いよいよ受粉作業!!





今回の主役!!
晃山。現地球!!



今回は、自家受粉をおこないます!
本当のところは他家受粉の方が発芽率の良いタネができるんですが、晃山の分身(100%同じ遺伝子)が欲しいので自家受粉でいこうと思います!


雄しべを採取。欲しいのは花粉なので綿棒などで花粉のみを採取してもいい。今回は雄しべをハサミでちょんぎりました!
※花粉を採取する時間に注意が必要なようです、咲き始めた直後は準備ができていないので咲き始めてから15~30分程度たった後に受粉したほうが成功率が上がるそうです!


次に、雌しべに花粉をつける。どのくらいつければいいのかは不明なので気のすむまでつけました!
あとは見守るのみです!


花は枯れましたが、下の方が膨らんできました!
どうやら受粉に成功したようです!


1ヶ月後。この写真では膨らみが一目瞭然です!


実の部分がかなり色づいてきました!
色づき始めてから、時々実を触ってとれるか確認していますがなかなかとれてくれません。。。収穫できるのが楽しみです!


そして突然の収穫!!笑
どうせまだなんだろうなーと思いながら触ったらポロっとはずれました!
タネの収穫!!


実を縦割りにしてみました。タネがぎっっしりです!!




タネをすべて出してみました。タネはかなり小さいので気を抜くとあっちゃこっちゃ転がってゆきます。。。


ちゃんとタネになっているもんと、なりきれなっかたもんを選別。。


発芽をしてくれそうなタネ。。


割れていたり、ひしゃげていたりと発芽できそうにないタネ達。。


春のタネまきまで、冷蔵庫でのんびり待ってもらいます!来年の春が待ちどしいです!



本当は、とれたてのタネをまくのが一番なんですが、我が家では冬にタネまきできる環境が確保できないのでタネ達には春まで待ってもらいます!
今回は受粉作業からタネ採取までをご紹介しました!
購入したタネをまくのも楽しいですが、自分で受粉作業してできたタネまきもいつもに増して楽しいものです。そして発芽した時の感動もひとしおです!来年のタネまきの時またご紹介したいと思います!
今回も読んでいただきありがとうございました!
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