やっと寒い日も少なくなってきました。サボテンたちも徐々に活動をはじめて花もちらほら咲き始めてます。
…と、いうことで、春なんです! 接木の季節なんです!
今回は、接木をする前に”接木を理解しよう!”という回です。

ROCK PLANTS自身も接木はまだ未経験の領域なんです!
ビビりなので知識をいれて、次回接木をしてみようと考えております!
接木とは…?





簡単・ザックリ・大まとめに言うと、種類の違うサボテン同士をくっつけて成長をうながす方法のことです!!
接木の利点・目的
- 成長の促進。
台木の力を借りて早く育てる。 - 栽培困難種の保存。
日本の環境ではどうしても育てにくい種。正木(自分自身の根っこで生育しているもの)の根が腐りやすいなど…。 - 根腐れを進行させてしまった種の保護。
腐った部分を取り除いたら、健康な部分が半分以下しか残らなかった…。
接木の方法
- 部分つぎ
綾やイボなどのサボテンの一部をつぐ方法。 - 逆さつぎ
つぎ穂の根を上にしてつぐ。仔をとる目的でおこなう。 - 実生つぎ
- 宝剣つぎ
台木が大きい場合有効なやりかた。 - 杢キリンつぎ
杢キリンの硬い部分を鉛筆みたくとんがらせて、下準備したつぎ穂を刺す。



詳しくは接木をおこなった時の記事を順次上げていくので、そちらを見ていただけると嬉しいです!気長にお待ちください!
台木いろいろ
- 柱状種
竜神木・三角柱・袖ヶ浦 etc… - エキノシプス
- 木の葉サボテン
杢キリンがよく使われる。 - キリンウチワ
実生株の台木として大活躍。



上記の写真は、台木が袖ヶ浦なのね。
袖ヶ浦は寒さにも強くて、いろんなサボテンと相性◎といわれてるのね。



つぎ穂と台木は種類によって相性があります!
最適な時期
3~9月(自身の栽培環境による)
- つぎ穂・台木ともに健康であれば1年中接木は可能。目安としては植え替えが最適な時期が接木に最適な時期。
最初のうちは梅雨は避けたほうが良く、熟練してくると梅雨の晴れ間を狙って接木をおこなうと活着しやすい。



梅雨の接木については、想像の域を超えませんが活着には適度な保湿が必要なので梅雨の湿度過多を逆に利用した方法かなと思うんです!
最後に
接木について思おうこと…。
ROCK PLANTSは、なんでもかんでも接木にしてよいとは考えていません。
正木(自分自身の根っこで成長しているもの)で成長するのが一番だと考えています。まずは、”正木でうまく成長してもらう技術と知識を身につけねばっ!”とつねずね思っています。
台木にも寿命があり、いつか下ろして自身の根っこで成長してもらはなければなりません。そのためにも、正木での成長技術は必須なんです。
でも、接木で救える、育てられるのであれば接木も一つの手段だなと考えています。
そのためには接木の技術を磨かなければいけんません…難しい問題なんです。
そして、エゴだとは思いますが”早く成長した姿を見たい!どんな棘がでるのか見たい!”という気持ちに抗うことできず、つぎたくなるのも正直な気持ちです。
そんなこんなを引括めて、接木を始めることにいたりました。
接木については賛否両論あるかとは思いますが、あたたかく見守っていただければと思います。
ROCK PLANTS



参考にさせていただいた、書籍のなかから良いなと思う一文があったので最後に引用させていただきました!
つぎ木がじょうずで、つぎ木後も順調に育てる人は、台木を可愛がる人です。
NHK趣味の園芸:作業12か月・・・⑤ 平尾 博
台木だからとばかにしてあつかうようでは、よいつぎ木は望めません。



脳みそにたたきつけなければ!
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